毎年のように起こる大雨・台風。近年は災害の規模も大きくなっている気がするのは私だけでしょうか?
いざというときの備えはできていますか?
2018年に関西を襲った台風21号。
わたしの住んでいるマンションも大きな被害がありました!
大阪は毎年台風被害というものがほとんどない地域だったため、「どうせそよ風でしょ?」と楽観的に考えていて後悔しました。
台風シーズンにむけて、家庭でできる備えを、改めて確認したいですね。
いざという時は大人だけの家庭は自分の身だけ守ればなんとかなります。
子供がいる家庭は、どのような対策をとればよいのか?
今回は、子どもを守るために知っておきたい大雨・台風対策についてご紹介します!
【台風が来るまえに】備えて安心|子連れ家庭の準備
ハザードマップで地域の危険度・避難場所の確認
自分の住んでいる地域について、どこがどんな危険にさらされるのかということや、災害時の避難経路・避難場所を事前に把握しておきましょう。
いざという時、ネット回線がマヒしていて確認できなかった・・・ということがないように。
自治体が作成している
- 「防災マップ」で、→避難経路や避難場所などが確認できます。
- 「ハザードマップ」 →被害予想を確認できます。
国土交通省『ハザードマップポータルサイト』https://disaportal.gsi.go.jp/
台風・大雨のときのハザードマップのチェックポイント
住んでいる地域のどこが浸水しやすいか
浸水の高さは?(外に避難する?上階に移動するだけでよい?)
浸水したときに避難できる高い建物はどこが近いか?
指定されている避難先はどこか(災害の種類によって避難先が違う)
避難ルートはどこを通るか?
★ 避難するときに注意すること ★
- 早めの避難を心がける(いよいよ危なくなってからの子連れ避難は非常に大変)
- 川や水路、地下道は通らない
- 靴はスニーカーやマリンシューズがベスト(長靴やサンダルは×)
- あればライフジャケットを着用する
どのタイミングで避難する?
目安は「警報レベル3」(避難準備・高齢者等避難開始)のとき。
警報レベル3だと外はまだ大したことがないことが多いです。
それでもハザードマップで自宅が危険だと判断した場合は、早めに避難しましょう。
自宅で災害に備えよう!防災のチェックポイント
・お風呂
断水に備え、浴槽には水をためておきましょう。
マンションの場合は2階までなら停電でポンプが止まっても水道管の水圧で水が出ました!
3階以上は停電でほぼ断水するので水の確保。この水はトイレの水や生活用水として利用できます。
・排水溝をふさぐ
トイレや洗面所などの排水口から下水が逆流することも!
実際、台風28号の時は洗面所の排水溝がポコポコいってました。
何もせずで大丈夫でしたが、不安な場合は、ビニール袋に水を入れた「水のう」でふさげば逆流を防ぐことができます。
・ 窓
暴風や飛来物で窓が割れないように、雨戸やシャッターがあれば閉めましょう。雨戸などがない窓には、飛散防止用フィルムを貼る、養生テープを貼る、何もない場合はせめてカーテンを閉めておきます。
・寝室
避難のときにはく靴、懐中電灯や緊急持ち出し袋などを置いておきましょう。戸建ての場合、山側の部屋や1階では寝ないようにしましょう。窓から離れた位置で寝ましょう。
・家の外を片付ける
ベランダや庭などにある飛ばされやすいものは、固定するか家のなかに入れておきます。(スリッパ、植木鉢、物干しざおなど)
避難グッズを準備する! チェックリスト(子供連れファミリー用)
台風の直前に準備しようと思っても売り切れなど多いので、前もって準備しておきましょう。
わたしは楽天スーパーセールの時に備蓄用品を買い換えしています。
災害が起きなかったら、消費期限の近いものは普通に夕食にします💛結構おいしいですよ。
●避難グッズのチェックリスト●
- ハザードマップ(地域防災マップ)
- 飲料水、食料品(レトルト、缶詰、ビスケットなど)
- 貴重品(預金通帳、印鑑、現金、健康保険証など)
- 救急用品(常備薬、ガーゼ、ばんそうこう、消毒液など)
- ヘルメット、軍手
- 懐中電灯、予備の電池、携帯電話の充電器、満タンにしたモバイルバッテリー
- 着がえ用の服、下着、タオル(多めに)、ガーゼのおくるみ
- 洗面用具、おしりふき、携帯トイレ
- 子どものおもちゃ(小さめのもの)
★乳児がいる場合、これをプラス
- おむつ
- おむつ用ごみ袋
- タブレット粉ミルク(または液体ミルク)
- 粉ミルク用の水
- 哺乳瓶
■持ち物は欲張らず、最低限を!
チェックリスト、いつもの旅行記事より少ないですよね??
あれば便利グッズは今回は持っていきません。
持ち物を持ちすぎると荷物が重すぎて身軽に避難できないことも。
できれば事前に詰めた荷物を持ち運べるか試してみてください。
子供が抱っこできるか?手をつないであげれるか?
避難時を想定してできるだけ最低限の荷物にすることが基本です。
■子ども用の薬は必ず持っていく
避難生活中、子供用の薬は手に入りにくいです。いつも使っている解熱剤、アレルギー薬、塗り薬などは必ず持ちましょう。
■出産祝いでもらいがちなガーゼのおくるみは色々役立つ
災害時は、不安や環境の大きな変化から、子どもが強いストレスを感じてしまいます。赤ちゃんの頃から使っているおくるみ、捨てるのはもったいない!!
子供に握らせれば安心するし、日差し対策、冷え対策やちょっとした目隠しにも使えます。
まとめ
台風や集中豪雨などの災害が起こった時、しっかりとした準備があるかないかで大きな差ができます。大切な家族の命を守るために、日ごろから災害への意識をもって過ごしましょう。
それではみなさん、しっかり防災して備えよう!